超々初心者向け!専門用語を一切使わない税金の解説 第四回は
「消費税の仕組み」です。
「消費税を国に払わずにスーパーに払うのはなんで?」
「消費税を払ったその先の仕組みはいったいどうなっているの?」
こんな方に、「消費税の仕組み」を専門用語を使わずに解説します。
消費税ってこんなもの
あー今日もいい買い物したわー!
キャベツ1玉110円なんて安すぎだわ~。
それにしても、消費税の10円。なんなのこれ。やーね。
消費税さえなければもっと安かったのに。。。
おばちゃん、もしかして消費税に不満あり??
じぇいりしさん!もう、、、消費税ってなんなのほんとに~。詳しく教えてーよ。
おっけい、消費税っていうのは、その名の通り、「消費」することに対して税金をかけているんやで。
消費・・・?ワタシワカラナイ。
物を食べたり使ったりすることやで~。簡単にいうと、おばちゃんがそのキャベツを食べることがまさしく消費になる。
ふーーん。でも消費することに税金かけるっていうけど、私はキャベツを買っただけで税金を払ったよ?
いいところに気が付いたね。本当は、消費という「物を使ったり食べたり」する段階で税金を払ってもらえればいいんやけど、
さすがに、「あなた今キャベツ食べましたね!消費税払いなさい!」とはできないよね。
たしかに。ストーカーみたいでやーね。
だから、消費の一歩手前にある、「物を買う」段階で消費税を払ってもらうということになるんやで~。
ふーん、お偉いさんっていろいろ考えるのねー。
消費税は誰が払うの?
そーいえば、消費税ってスーパーに払ってるけど、税金って国に払うものなんじゃないの??
お、いいところついてきたね。
消費税は、おばちゃんがスーパーでキャベツを買って支払うお金100円と消費税10円のうち、消費税10円をいったん預かって、その10円はスーパーが国に払ってくれるんやで~。
つまり、、私はスーパーを通して国に消費税を支払っている※ということかしら?
※このような仕組みを間接税といいます。(間接的に国に税金を払うこと)
その通り!スーパーは、キャベツを売った時のお金を「自分用の財布」と「消費税用の財布」に分けて管理※するようなイメージだね。
※実際はそんなことはしていませんが、、、
へ~。私たちが直接国に払わないといけない消費税をスーパーが取りまとめて払ってくれるなんて頼もしいね。
私たちが払った消費税は一体どうなるの?
ここまでは、私たちのように、スーパーでキャベツを買う側のお話やったけど、スーパーでキャベツを売る側の消費税の話もすこしするで~。
うん、ちょっとだけ気になる~。
まずスーパーが払う消費税の仕組みを簡単に説明するよ。まず、キャベツをおばちゃんに売ったときの消費税が10円。
せやけど、スーパーもどこからかキャベツを仕入れてるっていうのは分かるやんね?
うんうん。農家さんからキャベツを仕入れて、私に売るってことだね~。
そう! 実は、スーパーはスーパーで、農家さんからキャベツを買うときに、消費税を払ってるねん。
例えば農家からキャベツを55円で買うと、そのうち5円が消費税。
つまり、おばちゃんからもらった10円の消費税から農家に払った5円の消費税を引いた残りの5円を国に支払う。
これが簡単な消費税の仕組みやで!!!
へぇぇぇ~~~~!! オバチャン、ナットク!!!
キャベツを買う立場としては、消費税は10%なんやな~、っていうことぐらいを知っていれば生きていけるけど
簡単な仕組みを知っておくだけでも、より生きやすくなる世界になることは間違いないからね~。
ちなみにスーパーでよくある、「税込みやと思ったら税抜きやった!」というケースはスーパーでよくある○○円+税 もうすぐ違法に!?で解説してるから見ておくとさらに消費税の知識が深まるで~!!
ありがとう、じぇいりしさん!私、消費税もっと勉強してみる!!!
まとめ
今回は、消費税の簡単な仕組みを超々初心者向けに解説しました。
消費税をつきつめていくと、もっともっと深い世界に入っていきますが、
消費税を少なからず払っている日本国民として、最低限の知識はつけておいて損はないですね。
税金=分からん!という人が一人でも減るように超々初心者向けの解説はこれからも続いていきます。
それではっ!