税理士試験

簿記論 一発合格勉強法10か条②

過去記事はこちらを参照↓

今回の範囲↓

1.簿記論の合格率の推移
2.簿記論の攻略法
3.簿・財同時受験は効率が良いか
4.まとめ

簿記論の攻略法

他流試合を行う

これは簿記論に限らず税理士試験を受験する上で最後まで気を付けていたことです。

私は大原に4年間通っていましたが答練を解いて解いて解いていくうちにあることに気づきました。

「最終値綺麗な数字すぎひん???」

そうです、予備校のテストは当期純利益が100,000,000円ぴったりになるような答練がたまーに、いや、肌感覚ではよくでていた覚えがあります。

もちろん、汚い数字(343,789,632のような)が最終値となることもありますが
100,000,000で数値が合ってしまうと無駄な爽快感が出てしまいますよね、、、笑

こんな無駄な爽快感は試験に受かる上では不要ですし、
それに、恐らくそれ以降の見直しは全くしなくなるのではないかなと思います。

つまり言いたいことは

一つの予備校の解き方に慣れてはいけない

ということです。

税理士試験は1年に1回しかありません。

生活を犠牲にして勉強に励んできた人にとっては考えられないくらいのプレッシャーに押しつぶされそうになります。
(自分もその一人でした。)

税理士試験は3年ほどで試験委員が入れ替わります。

どんな出題形式がきても対応できるようにすることが少しでも事故を減らす対策になり得るのではないかと思います。

脳みそをやわらかくするトレーニング

簿記論は、すべてが計算問題で構成されている為、税理士試験の中では「当日の運・体調・閃き」にかなり
左右される科目であるといえます。

それ故に、大事になるのが

「初見の問題に対する対応」

です。

簿記論の対となる財務諸表論は、ある程度決められたパターンを覚え、最低限のことをきちんとセオリー通りに覚えるということが
合格に直結するのですが

簿記論はそうはいきません。

初見の問題を解くために私が実践していたことは

「直前期には他校の答練を片っ端から受ける」

ということでした。

このようにして、見たこともない問題に出会った時に脳みそを柔らかくするトレーニングをしていました。

長期休暇はライバルを引き離すor追いつくチャンス

「年内の授業終わったから1か月間やっと授業ない!やった!」

「クリスマス、正月どこいこ~」

「GWはしっかり休養とって明けたら追い込もう!」

受験時代、こんな言葉がよく周りから聞こえてきていましたが、私からみると、正直甘いです。

タイトルにもあります通り、この長期休暇の期間でどこまでライバルと差をつけることができるか、ライバルに追いつくことができるかが、

休暇明けの上位争い、さらには合格するか否かに大きな影響を及ぼします。

私自身も、簿・財受講時代、年内の12月までは勉強の仕方もいまいちわかっておらず上位30%程度でした。

しかし幸いなことに、

「他人が遊んでいるうちに勉強をすれば必ずそれなりの結果が伴ってくる」

ことだけはわかっていました。

コツコツ勉強貯金をした甲斐もあり、年明けからは上位5%の位置で踏ん張り続けることができ、

直前期の模試では、経験者もいる中で2位(一度だけですが、、)という成績も残すことができました。

時間配分の鬼になる

簿記論は3問構成です。(小問、小問、大問)

本試験でついついやってしまいがちですが、

「いつもと違うことをしない」

ということは本試験に臨む上で本当に重要なことです。

そのためには、自分である程度の基準を設けておき、(問3はなにがなんでも70分で切り上げる等)

試験当日も普段と同じようにすればよいのです。

模擬試験を2回受ける

何度も申し上げますが、税理士試験は一発勝負です。

一年間苦しい思いして積み上げてきたものがたったの120分で試されます。

できるだけ事故は避けたい というのが私の思いです。

ですので、私は1年間に試験が3回あるつもりで日々を過ごしていました。

6月のTACの全国模試、7月の大原の全国統一公開模試、そして8月の本試験です。

上記の2つの模擬試験をどう位置づけるかによって

本番の緊張度がびっくりするくらい変わります。

特に、7月の大原の模試は仮想本試験と捉えており、実際に1週間前にする復習や生活スタイル

(試験の前日は基礎的な模試を解く、試験1週間前からは22時就寝とする 等)

で実際に本試験だと思って生活をしていました。

本試験は年1回ではなく、年3回

是非この考え方をおすすめします。

簿・財同時受験は効率が良いか

簿・財の同時受験については、他の方のブログでもおすすめしているように

私も下記の点からおすすめさせていただきます。

 学習時間の大幅削減

 簿・財相互に知識の補完効果あり

 税理士受験生という苦しい期間を少しでも早く乗り越えられる

 予備校だと受講料が大幅に割引になる

会計の知識を身につけることが目的、という方は別として

税理士試験に合格したいという思いがある方にとって

簿・財同時受験→同時合格は登竜門といえます。

まとめ

2記事にわたりながながと書いてきましたが、一言でまとめたいと思います。

税理士試験は約10人に1人しか合格しないということを前提に、

「受かるためには他の9人と違うことをやる。」

これにつきるかなと思います。

実際に私はお風呂でも毎日Webフォローを大音量で流したり、休みの日は必ず自習室が空く前に並んだりと

人とは違う(良い意味で)勉強法をしてきました。

私が合格した際の実判以降の財務諸表論の成績をまとめていますので合格者の成績はどんなものか?と気になる方は参考にしてみてください↓

「努力が報われない」という人を少しでも減らすため、今後も随時更新していきます。

それではグッバイ!

ABOUT ME
じぇいりし
25歳某大手税理士法人勤務。会社勤めしながらブログと投資の三刀流でセミリタイアを目指しています。このブログでは、主に試験勉強法とお金の知識について発信:-)