超々初心者向け!専門用語を一切使わない税金の解説
第五回は「累進課税」です。
「エンタメニュースで専門家が、我が国は累進課税だから・・・って言ってたけどなにそれ!?
「お金を稼げば稼ぐほど税金が高くなるって聞いたことあるけどほんと?」
こんな方に、「累進課税」を専門用語を使わずに解説します。
日本は、稼げば稼ぐほど税金をたくさんとられる国!?
昨日エンタメニュース見てたら、専門家が「この国は累進課税ですからね~」と言ってたんじゃが、あれはどう意味じゃ?
おっちゃん。
じぇいりしさん。
簡単にいうと、「お金を稼げば稼ぐほど高い税率で税金が計算される仕組み」やで~!
この仕組みを使っている税金もあれば、使っていない税金もある。
「累進課税」を採用している代表的なものといえば、所得税や贈与税、相続税かな。
なんじゃそれ!?稼げば稼ぐほど税金が高くなるんやったら、みんな働く気なくなるんとちゃうか!?
うん、おっちゃんの言うことも一理ある。
ほな、今から少しだけ累進課税について説明するで~。
累進課税のデメリット 働くモチベーションが下がる!?
まずは、「累進課税」のデメリットから説明するで。
「累進課税」はおっちゃんがさっき言ってたように、働く人のモチベーションが下がってしまうことがある。
なぜなら、頑張って働いて、稼げば稼ぐほど税金も高くなるから。
所得税を例にあげると、最高の税率が45%。
だから、稼いでいる人は半分近く税金で持っていかれる場合もあるねん。
そうじゃな。ワシも仕事やる気なくした。もう帰るぞい。
待って待って!!もう少しちゃんと聞いて!!
むむ、ちょっとだけじゃぞ。
累進課税のメリット 格差社会を解消!?
ありがとう。おっちゃん。
税金って聞くとイライラする人も多いけど、正しく仕組みを理解すれば賢く生きていけるからね。
ワシもステキな老後を送りたいからな☆ 頑張って聞くぞい。
次は「累進課税」のメリットやで~。
「累進課税」にすると、お金持ちの方が税金をたくさん払わないといけなくなることはもう分かるやんね?
うむ。ワシもありがたいと思っておるぞ。
「累進課税」にした場合、お金持ちの家系は先祖代々お金持ち、貧乏の家系は先祖代々貧乏、という格差を少なくする効果※があるねん。
※富の再分配(高所得者から低所得者にお金が移動するイメージ)と言ったりします。
ほほう、ワシもそないに裕福な家庭じゃなかったからな。
皆で協力して日本という国を作り上げていこうということじゃな。
ワシも協力するぞい~。
まとめ
本日は、「累進課税」という言葉について解説しました。
日々の生活で累進課税というワードが出てくる場面は多くありませんが、
「累進課税」=稼げば稼ぐほど税金が高くなること、とざっくりおさえておけばOKです。
税金を身近に感じて日々の暮らしをよりよいものにしていきましょう!
それではっ!