試し受験は絶対にするべき
税理士試験の勉強をしている方の中には、
運よくお試し受験ができる状況の方も中にはいます。
例えば、2020年の4月から、2021年の合格に向けて勉強を始めた方です。
この方は、2020年8月の試験については、受けることもできますし、受けないこともできます。
このような場合に私は、「試し受験を絶対にすること」をオススメしています。
今回は、試し受験は絶対にするべきだということを理由とともにお伝えします。
試し受験をするべきである理由
はじめに、試し受験をするべきである理由を下記に記載します。
・試験の雰囲気が分かる
・試験会場の作りが分かる
・試験を始めるまでの流れがわかる
・本試験慣れできる
それぞれ詳しく解説します。
試験の雰囲気が分かる
最初にして一番大事といっても過言ではないポイントです。
税理士試験は1年に1回しかなく、皆がこの日に命をかけて勉強してきているので、試験当日は異様な雰囲気を醸し出しています。
正直、私も初めて受験したときは、試験会場の異様な雰囲気にのみこまれるかと思いました。
この異様な雰囲気にのみこまれてしまうと、戦う前からメンタル的にやられてしまいます。
そうならない為にも、試し受験をして、試験会場の雰囲気を味わっておくのが大切です。
試験会場の作りが分かる
試験会場は、基本的には毎年同じ会場(変わるところもあります)なので、
試し受験をしておけば、試験会場の作りが分かります。
例えば、駅からのルート、教室までのルート、机の大きさ・広さ・高さ、クーラーがついているか、などです。
特に、机の大きさ・広さ・高さは試験にかなり影響するので事前に知っておくに越したことはありません。
試験を始めるまでの流れがわかる
試験を何度か受けたことがある方はもう慣れていると思いますが、
試験開始前に、試験官から注意事項の説明があります。
これがまた長いんです・・・
ただでさえ緊張がMAXなのに、注意事項の説明という、あまり慣れない光景に、さらに緊張感が高まってしまいます。
この点についても、試し受験をしておけばばっちり対策できます。
本試験慣れできる
税理士試験の難しいところは、1年間頑張ってきたことを、たった2時間で発揮しないといけないということです。
事前に本試験慣れをしておかないと、いつもなら解けるはずの問題が急に難しく見えたりします。
1年に1回しかない本番を経験できるのであれば、経験しておくに越したことはないですよね。
特に緊張しがちな方は、試し受験で、少しでも本試験慣れをしておくべきです。
試し受験でしておくべきこと
ここからは、試し受験をするなら必ずしておくべきことをお伝えします。
しておくべきことは下記です。
・机の作りを確かめておく
・他の教室も見ておく
・来年に向けて試験前に居座る場所を決めておく
・問題用紙・解答用紙の作りを確かめておく
・周りの受験生がどのように問題を解いているか眺める
それぞれ解説していきます。
机の作りを確かめておく
私が先日したツイートです。
試験会場の机事情(私は全科目試験会場が違いました)
簿財・・・超快適。広々と使える
消・・・奥が高く手前が低い机。手を離すと用紙が滑り落ちる。最悪。
法・・・3人席に2人。まあ快適
相・・・小学校のような机。問題と解答を広げるスペースない。最悪。
当日驚かないように下見は必須です。
— じぇいりし@25歳税理士投資家ブロガー (@Liveawiselife) 2020年5月23日
このように、試験会場の机は、本当にばらばらです。
机だけでかなりハンデがついてしまうのではないかと思うくらいです。
なので、来年受けるときのためにも机の大きさ・広さ・高さはしっかりと確かめておきましょう。
他の教室も見ておく
教室によって机が違う大学がほとんどです。
そのため、他の教室もさらっと見ておいて、
どのような机があるのか確かめておくと完璧です。
来年に向けて試験前に居座る場所を決めておく
試験会場では、試験前に受験生が色々なところに居座って勉強したり理論を唱えたりしています。
基本的には、待合席のようなものはないので、来年自分が試験会場に到着した後、
試験前にはここで勉強しよう、といったあたりをつけておくと、当日に無駄な労力を使わなくて済みます。
問題用紙・解答用紙の作りを確かめておく
本試験の問題用紙・解答用紙は、普段予備校で使用しているものとは異なり、独特の作りになっています。
触感や、ボールペンのインクの書き具合、等々確かめておくと良いでしょう。
周りの受験生がどのように問題を解いているか眺める
試し受験だからこそできる特権ともいうべきものです。
必死に問題を解いている受験生を眺めてどのように問題を解いているか、理論か計算どちらから始める人が多いか等々
周りの受験生の姿を眺めながら来年の自分の姿をイメージします。
まとめ
試し受験についてお伝えしました。
試し受験をするには約5,000円の受験料がかかるのでもったいないという声もありますが、
私に言わせれば、目の前の5,000円と、1年後の合格どちらが大事なのか、と。
是非自分の胸に手を当てて考えてみてください。
試し受験はやらない理由はないはずです。
ちなみに私も試し受験をしており、上記に掲げたことをしっかり吸収しています。
試し受験、オススメです。
それではっ!