今回は、財務諸表論の試験当日に私の身に実際に起きた事件をもとに環境に左右されない集中力の大切さについて解説します。
財務諸表論の試験当日に起こった事件
先日私はこのようなツイートをしました。
試験当日こんな人が横に座っていたことがあります。
・ずっと貧乏ゆすり(机揺れてる)
・問題が分からないのかずっと独り言会場近くでサイレンが鳴り響いたことも。
耳栓しないと勉強できない!みたいな人は今すぐその考え方やめて、大音量のテレビの横でも集中できる能力を身につけた方が良いです。— じぇいりし@25歳税理士投資家ブロガー (@Liveawiselife) 2020年5月31日
これは私にとって初めての受験である簿記論・財務諸表論の試験当日の出来事です。
簿記論をなんとか解き終えて午後からの財務諸表論への会場へと向かい、財務諸表論の試験の説明が開始。
その時です。
私の机が小刻みに揺れているのです。
もしかして・・・地震!?と思い焦って周りを見渡してみると、
なんと横に座っているおじさまの貧乏ゆすりではありませんか。
三人掛けの机の端と端に座っているので、おじさまが貧乏ゆすりをした反動で机全体が揺れていたのです。
「焦るな俺、大丈夫だ俺。」
そう自分に言い聞かせながら財務諸表論の試験がスタート。
集中力には圧倒的な自身があった私ですが、さすがに机が揺れていることが全く気にならない訳ではありませんでした。
さらに最悪なことに、そのおじさまは試験が始まったら横でずっとブツブツと独り言を喋っているのです・・・
当時は、理論の半分が未学習論点だったので恐らく問題が難しかったんでしょう。
その独り言は文句のようにも聞こえました。
そして極めつけは机に勢いよく肘を置くというものです。
おじさまがペンを持つ手は後半止まっていました。恐らく諦めたのでしょう。
右肘、左肘を交互に、
「ドスン!ドスン!」
と置きかえるのです。
当時は、
「右ひじ左ひじ交互に見て~♪」
が世に知れ渡っていたこともあり、
私の脳内では、
「右ひじ左ひじ交互に置きかえて~♪」
という替え歌が脳内再生され、試験どころではなくなりかけました。
ここまで読んでいただいた方は、
「試験に全然集中できてないやん!」と思われるかもしれませんが、
今お伝えしたことは、ほんの10秒間くらいの出来事です。
さすがに本試験ということもあったので、横のおじさまが少しは気になりましたが基本的には問題用紙に集中することができました。
どんな環境でも集中できる能力を身につける
私の身に実際に起こった事件から、どんな環境でも集中できる能力を身につけるということの大切さを分かっていただけたかと思います。
本当に何があるか分からないのが本試験です。
いつものように自宅や自習室で誰にも邪魔されずに問題を解くことができる環境だとは思いこまない方が絶対に良いです。
私はこの他にも、
・試験中に会場の外でサイレンが鳴り響く
・試験中に試験官に話しかけられる
こんなこともありました。
試験官に話しかけられるというのは、机のスペースが異常に狭かったので不要になった正誤表を足元に置いていたら、
「これ落ちてますよ?わざとですか?」
と話しかけられたということです。
このように、試験中は予想もできないことがたくさん起こります。
こんな時に大切なのが、「環境に左右されない集中力」です。
財務諸表論受験時の貧乏ゆすりおじさまは言わずもがなですが、
試験官に話しかけられただけでも手が止まってしまったり暗記していたものを忘れてしまったりする可能性が十分あります。
しかし環境に左右されない集中力があれば、ある程度のことが起きても集中力を切らさず本試験を乗り越えられます。
そのため、私はこの「環境に左右されない集中力」を鍛えるために、日々トレーニングをしていました。
私が取り組んだこと
私が環境に左右されない集中力を鍛えるためにしたことをお伝えします。
参考になるものがあれば是非真似してみてください。
模擬試験はできるだけ本試験と同じ環境に近づける
予備校で行われる模擬試験。
私はどんな模擬試験であっても常に本試験を想定して解いています。
しかし中にはこんな方もたくさんいます。
・試験中に水を飲む
・時間を測らずに解く
・再利用したいからシャーペンで解く
これが標準スタイルになっている方は、本試験ではいつもと違うことをすることになるので集中力を保つことが難しくなりやすいと思います。
このような方に私が聞いてみたいのは、
「本試験当日でもそのスタイルで受験するんですか?」
ということです。
日頃からできないことは本試験という大舞台でできるはずがありませんよね。
是非、日頃の模擬試験から、本試験を意識した解き方をしてみてください。
どんな環境下でも理論を唱えられるようになる訓練
本試験の緊張感の中でも、暗記した理論をそのままアウトプットできるように、私はどんな環境下でも理論を唱える練習をしていました。
例えばこんな環境です。
・大音量のテレビの横で
・プールで泳ぎながら
・岩盤浴・サウナしながら
・満員電車の中
・自習室で電卓の音がうるさい人の横
・美容院で髪を切りながら
試験会場は静かで集中できる環境であるとは限らないので、どんな状況でも暗記した理論をアウトプットすることが目的です。
このように色々な環境下でアウトプットを繰り返していくうちに、どんな環境でも覚えた理論がスラスラ言えるようになってきます。
これがいわゆる、「理論が完全に脳みそに定着している状態」なんだと私は感じています。
ここまで定着すれば、本試験中に何が起きても大抵のことは気にならなくなります。
是非試してみてください。
まとめ
環境に左右されない集中力の大切さを、私の実体験をもとにお伝えしました。
何度も言いますが、何が起こるか分からないのが本試験です。
試験当日どんなことが起こっても冷静さを保つことができるようにするためには日々の訓練が必須です。
特にこの記事で紹介した、「どこでも理論アウトプット」はかなりオススメなので是非試してみてください。
勉強中の集中力を高めたい方は、自分を追い込みたい人にオススメのタイムラプス勉強法【5つのメリット】という記事も参考にしてみてください!
それではっ!