税理士試験を受験する上で最も重要なアイテムとも言われる「電卓」
通常であれば、少なくとも3年以上はかかるのが税理士試験なので
それだけ長い期間使うのであれば、絶対的に電卓にもこだわった方が良いです。
この記事では、税理士試験を受験する上での電卓の選びの重要性と、最低限重視したいポイント、
最後には一つだけ電卓を選ぶならこれ、という流れでご紹介します。
・税理士試験を受験する上での電卓選びの重要性
・電卓選びのポイント
・もし一つだけ電卓を選ぶなら
・予備の電卓は必要か
それではいきましょう!
税理士試験を受験する上での電卓選びの重要性
![](https://liveawiselife.com/wp-content/uploads/2020/05/abc-4431556_1280-1024x681.jpg)
税理士試験で一番外せないお供が電卓です。
お店に行くと、小さいものや大きいもの、色んな機能がついているものや、シンプルなもの、
様々な種類の電卓が並んでいます。
税理士試験で電卓選びを慎重にしていただきたい理由はたった一つ、
「変な電卓を選ぶとライバルと比べて時間的に圧倒的不利になるから」
です。
それ以外には理由はほとんど考えられません。
電卓には、試験問題を解く上で便利な機能がついているものがあったり、
押しやすさが違ったり、表示される桁数が違ったり、、と様々なものがあります。
適当に電卓を選んでしまうと、最低限ついておくべき機能がついてなかったり
表示される桁数が足りずにそもそも計算ができない、、、ということになりかねません。
戦う前から負けている
とはまさにこのことですね。
必ず受かりたい!という覚悟があるのであれば
試験に使用するアイテムはケチるべきではないと私は考えます。
税理士試験に合格したらバラ色の人生が待っているので、電卓に使用したお金は一瞬で取り返せますしね。
電卓選びのポイント
![](https://liveawiselife.com/wp-content/uploads/2020/05/people-315908_1280-1024x678.jpg)
ここからは電卓選びのポイントをお伝えします。
税理士試験を4年かけて突破した筆者が、実際の経験をもとに、
電卓選びに絶対に必要なポイント、あるとなお良いポイント、という風に重要性を分けて解説します。
絶対に必要なポイント
![](https://liveawiselife.com/wp-content/uploads/2020/05/brown-18335_1280-1024x682.jpg)
電卓選びで絶対に必要なポイントはこの4つです。
✔12桁に対応しているかどうか
✔裏にすべり止めがあるかどうか
✔メモリー機能がついているかどうか
✔ある程度大きなものを選ぶ(名刺サイズの電卓は論外)
それぞれ解説していきますね。
12桁に対応しているかどうか
税理士試験の計算では、かなり大きな単位で計算問題が出されるので(1億とか10億とかは当たり前)
12桁まで表示することができる電卓が必須です。
ちゃんとした電卓であれば、現在は12桁のものがほとんどです。
裏にすべり止めがあるかどうか
過去に私が受験した会場の机で、傾いている(後ろが高く前が低い)机がありました。
このような会場ではすべり止めがついていないと、電卓もスルスルッと落ちていってしまいますね。
また、すべり止めがなければ電卓を叩いているうちに電卓が動いてしまうのでめちゃくちゃ叩きづらいです。
なので、電卓の裏にすべり止めがあるものが絶対的にオススメです。
メモリー機能がついているかどうか
メモリー機能が登場する場面はそこまで多くありませんが、メモリー機能を使うことで計算の時間が大幅に短縮できます。
現在はついていない電卓の方が少ないですが、メモリー機能は必須です。
メモリー機能・・・M+やM-などと表示されているボタンで、計算した数値を一時的に記憶してくれる機能です。(その名の通り、メモリーですね。)
ある程度大きなものを選ぶ(名刺サイズの電卓は論外)
私の受験時代、予備校でこんな人がいました。
名刺くらいのサイズの電卓で一生懸命人差し指で計算している人。
その方の返却されたテストをチラ見したのですが、驚愕の点数でした・・・
100点満点中のテストで、なんと一桁。。
そのような小さい電卓は論外といって間違いありませんが、
電卓のサイズも様々なのである程度は大きいものを選ぶとよいでしょう。
ただ、大きすぎて電卓だけで幅をとってしまうものもあるので注意が必要です。
これらが絶対に必要なポイントです。
上記を満たすか満たさないかで少なからず解答スピードに影響が出ます。
あるとなお良いポイント
![](https://liveawiselife.com/wp-content/uploads/2020/05/brown-15723_1280-1024x682.jpg)
次は、絶対に必要とまではいかないが、あるとなお良いポイントです。
あるとなお良いポイントはこの3つです。
✔電卓をたたく音が静か
✔将来的に実務でも使える
✔早打ちに対応している
一つずつ解説します。
電卓をたたく音が静か
自分が気にならなければ正直どんだけ叩く音がうるさくてもいいのですが、
叩く音が静かであれば、図書館やカフェなど、
一般的に電卓を使いにくい場所でも気にせずに使えるのでオススメです。
将来的に実務でも使える
税理士試験の受験をしている方は、将来的に電卓を使う仕事に就いたり、
試験を終わった後も電卓を使う機会が多い人がほとんどでしょう。
なので、試験終わってからも使えるような、長持ちするものを選ぶのがオススメです。
早打ちに対応している
電卓に慣れてくると、一つの数字を打ち終わるまでに次の数字を打ち始めることが当たり前になってきます。
例えば、424,000と入力するときに、「4」というボタンを押し、ボタンから手が離れる前に次の「2」を押すというイメージです。
ロールオーバー機能ともいうのですが、この機能があれば、電卓を打つスピードが速くなっても
正確に反映してくれるのであるとオススメの機能です、
これらの機能があると、なおオススメです。
もし一つだけ電卓を選ぶなら
![](https://liveawiselife.com/wp-content/uploads/2020/05/office-1081807_1280-1024x684.jpg)
ここからが本題です。
もし私が、税理士試験に必須の電卓を選ぶとしたら、間違いなくこの電卓をオススメします。
カシオの「DS-20WK」という電卓で
私が高校の時から今現在でも愛用している電卓です。
正直この電卓で、試験から実務まで困ったことは一度もありません。
この電卓の特徴をざっくりと記載しておきます。
・12桁表示
・裏にすべり止めあり
・メモリー機能あり
・静音設計(叩く音が静か)されている
・ロールオーバー機能あり
・かなり長持ち(私が実際10年以上使用していますがいまだに元気)
・値段が少し高め
いかがでしょうか。
私が税理士試験に必要だとお伝えしたポイントをすべて満たしています。
唯一の弱点が値段が少し高い(約8,000円)ことです。
税理士試験で3年以上、その後も実務でずっと活躍し続けてくれることを考えればかなり割安だと私は思います。
金銭面でやっぱり無理!という方は、私がお伝えしたポイントに当てはまる割安な電卓を探してみてください。
探せば見つかるかもしれません。
ですが、税理士試験の電卓選びに時間を使っている暇があったら勉強したい!
という方は迷わずこの電卓を買っておけばOKです。
予備の電卓は必要か
![](https://liveawiselife.com/wp-content/uploads/2020/05/luggage-4813101_1280-1024x670.jpg)
試験当日に向けて電卓の予備は必要かどうか、安くはない買い物なので悩んでいる方も多いと思います。
結論:必ず買っておくべきです。
試験中に電卓が動かなくなったり電池が切れたりするリスクは、限りなく低いですが、
何があるか分からないのが税理士試験。
電卓の予備を持って行っておくだけで安心感が全然違います。
心配性の方は特に、予備を持っておくべきです。
参考:利き手と逆の手で電卓を打つ練習をしておくと良い
![](https://liveawiselife.com/wp-content/uploads/2020/05/artificial-intelligence-2167835_1280-1-1024x685.jpg)
ここからは参考情報ですが、
電卓初心者の方は、電卓を「利き手と逆の手」で打てるように練習しておくことをオススメします。
長い期間税理士試験を受けている方は別ですが、この記事を見てくださっている方は
恐らく、税理士試験の勉強を始めたばかりの方、始めようか迷っている方がほとんどかと思います。
合格者の私からアドバイスできることは、
利き手と逆の手で電卓を打てるようになれば、
解答スピードで圧倒的にマウントをとることが可能
になるということです。
なぜなら、右利きの方が右手で、電卓を打つ場合、ペンを持ちながら電卓を打つことになるので、
ペンが邪魔で少しスピードが落ちますが、
右利きの方が左手で電卓を打つ場合、左手はフリーハンドなのでスラスラ電卓を叩くことが可能になるためです。
また、慣れてくると、右手で書きながら左手で電卓を打つという離れ業もできるようになります。
私は右利きで、電卓は左手で打っていたので、計算のスピードは予備校ではほとんど負けなしでした。
ちなみに私は右手ではうまく電卓を打てませんが、、、
将来実務をする際にも、利き手と逆の手で電卓を打つことができたら何かと便利ですよね。
以上経験者からのワンポイントアドバイスでした!
まとめ
税理士試験を突破する上で欠かせない電卓の選び方・オススメの電卓を紹介しました。
ライバルよりも優れた電卓を使って、少しでも差をつけるor差を縮めることで
合格に一歩でも近づくことが大切です。
この電卓を使って合格する方が一人でも増えれば私としてもこれ以上嬉しいことはありません。
それではっ!