これだけは知っておきたい!税金

所得税の計算方法を分かりやすく解説【所得は10種類もある】

今回は初心者の方向けに、これだけは知っておきたい所得税の基礎知識をお伝えします。

具体的にはこのようなことをお伝えします。

・所得税ってどうやって計算されるの?

・所得にはどんな種類があるの?

それではみていきましょう。

所得税はこのようにして計算される

こちらが実際の確定申告書です。

出典:国税庁

所得税の計算方法をざっくりとまとめるとこのようになります。

①総所得金額ー所得控除=課税所得金額

②課税所得金額×税率=所得税額

③所得税額ー税額控除=納付税額

早速ごちゃごちゃしてきましたね、、、

この難しい言葉は全く覚える必要はありません。

この計算式をもう少し分かりやすくします。

分かりやすくしたものがこちらです↓

所得から様々の人の事情(例えば子供を扶養している、社会保険料を支払っているなど)に応じた金額を差し引いたもの=課税所得金額

課税所得金額税率(税率は人によって異なり、稼いでいる人ほど税率が高くなります)をかけて所得税額を算出する
 この所得税額が1年間(1月から12月)の自分が稼いだお金に対する所得税という税金です。

所得税額から税額控除(例えば住宅ローン控除があります)を差し引いたものが実際に納付する納付税額となります。

 

会社員の方はお給料の額面から給与所得控除という概算経費を差し引いた金額・個人事業の方は売上から経費を差し引いた金額

この納付税額を確定申告期限である翌年3/15までに税務署に納めることで1年間の確定申告が終了となります。

個人事業者の方は確定申告を自分でするor税理士にお願いしなければいけないのですが

会社員の方はこの面倒な手続きを「年末調整」という形で会社が代わりにしてくれます。

計算構造自体は複雑ですが、扶養していたら税金が安くなるということや、

住宅ローン控除といった文言はどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

さて、ここで最低限おさえていただきたいのはこちらです。

・子供を扶養している、障害を負っている、社会保険料を払っているなど様々な人の事情に応じて税金が安くなる「所得控除」というものがある

・所得税は「稼げば稼ぐほどたくさんとられる」

・1月から12月までに稼いだお金に対する税金を翌年の3/15までに税務署に納める

・会社員は面倒な手続きを会社がしてくれる(年末調整)

 

・子供を扶養している、障害を負っている、社会保険料を払っているなど様々な人の事情に応じて税金が安くなる「所得控除」というものがある

・所得税は「稼げば稼ぐほどたくさんとられる」

・1月から12月までに稼いだお金に対する税金を3/15までに税務署に納める

最低限これだけおさえておけば上記の難しい算式を覚えられなくてもとりあえずOKです。

「収入」と「所得」は意味が違う

初心者が税金って難しい・・・と思う理由はこういったところにもあります。

税の世界では同じような意味に捉えられる言葉でも全く意味が違うというような言葉が山ほどあるのです。

収入と所得も全く意味は異なります。

会社員と個人事業者を例にして比較してみます。

収入とは

>会社員・・・お給料のいわゆる額面金額

>個人事業者・・・売上(例:商品を100個100円で販売=10,000円の売上)

所得とは

>会社員・・・上記の給与収入から給与所得控除という概算の経費を差し引いた金額

>個人事業者・・・事業にかかった経費(商品を仕入れた金額や事務所の家賃など)を差し引いた金額

いかがでしょうか。

イメージとしては、個人事業者は売上から経費を差し引いた残りが儲けとなる。

その一方で会社員は経費という概念がないから給与所得控除という概算経費を差し引いてもらえる

これで同じ土俵に立つことができますね。

会社員:収入はお給料の額面、所得は概算の経費を差し引いた金額

個人事業者;収入は売上、所得は売上から経費を差し引いた金額

このようにおさえるとスムーズに理解できるのではないでしょうか。

(参考)給与所得控除はこの表にあてはめて計算します。

出典:国税庁

所得にはどんな種類があるの?

会社員で長く務めてきた方はお給料や預金の利息以外に通帳にお金をもらうという実感が湧かないと思いますが

実は所得の種類には10種類もあります。

一つずつ簡単にご紹介します。

事業所得

最近増えてきているフリーランスの方や個人で飲食店を経営している方などが当てはまります。

事業を営んで稼いだお金のことです。

不動産所得

アパートやマンションを持っている方が部屋を他人に賃貸することにより稼いだお金のことです。

個人で不動産を持っている方はまだまだ多いですよね。

利子所得

銀行の預金などで、気づいたら振り込まれている利子のことです。

これも立派な所得です。

預金の利子は、既に税金が差し引かれて口座に振り込まれるのでこちらで何か手続きをすることはありません。

配当所得

皆さんが知っているような有名な上場企業は株主に対して配当を出すことがあります。

このように会社から配当という形でもらったお金が配当所得となります。

給与所得

ご存じの通り会社に勤めて会社からもらうお金です。

サラリーマンの方が当てはまります。

譲渡所得

自分が保有する不動産や株式を他人に売って稼いだお金のことです。

一時所得

競馬の払戻金や生命保険の満期返戻金などがこれにあたります。

あくまでも一時的な所得という意味合いですね。

雑所得

上記以外のいずれにも該当しないものは雑所得に分類されます。

有名なものとしては、公的年金や原稿料が挙げられます。

まとめ

いかがでしょうか。

今回でご紹介したのは所得税の知識のほんの一部分にしか過ぎませんが

日本国民である以上最低限知っておきたい知識です。

それではっ!

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じぇいりし
じぇいりし
25歳某大手税理士法人勤務。会社勤めしながらブログと投資の三刀流でセミリタイアを目指しています。このブログでは、主に試験勉強法とお金の知識について発信:-)