税理士試験は独学突破不可能です
いきなり厳しい現実をお伝えしておきます。
税理士試験は独学での突破は不可能です。
誤解を生みそうなのでで補足しておくと、
厳密にいうと簿記論や財務諸表論といった会計科目は
独学で突破している猛者も少なからず存在します。
ですが合格者の多くが予備校に通って受験する税理士試験なので
独学で突破することは並大抵の努力と精神力が必要なことは明らかでしょう。
さらに言えば、独学で税理士試験の勉強をすることのメリットは、
はっきり言って費用面だけです。
今回は予備校で通う価値をお伝えします。
私はFP2級独学でしたが、妹には3級を通信講座で受けさせました。お金をケチるところを間違ったらいけない。独学やと勉強の為の勉強になってしまう。
1週間前はお金のことを何も知らなかった妹が「元利均等より元金均等の方が返済額少ないねんで」やと。感慨深い。若いうちにお金の勉強はした方が良い。— じぇいりし@25歳税理士投資家ブロガー (@Liveawiselife) June 13, 2020
予備校に通う価値
私が考える予備校に通う価値はこちらです。
・講師に質問できる
・予備校の合格メソッドが学べる
・周りの受験生からの刺激
・自分の立ち位置を常に把握できる
・受験上のテクニックを知ることができる
一つずつ解説していきます。
講師に質問できる
予備校は講師との距離が近いのが大きな特徴です。
税理士試験を勉強する上では、授業を一度聞いたくらいでは全く理解できない論点が多数存在します。
そんな時に講師はやっぱり頼りになります。
私の受験時代には、授業が終わった21時頃から22時までマンツーマンで質問をし続けていたこともあります。
そんな時でも嫌な顔一つせず、質問に答え続けてくれました。
講師は熱い方が多く、受験生の質問にもとことん付き合ってくれる講師も少なからず存在します。
独学では聞く人がなかなかいないので、困ったときに聞ける人がいるというのは本当に心強いです。
予備校の合格メソッドが学べる
特に大原やTACなどの大手予備校では、これまでに合格者を多数輩出しているので
合格のための確固たるメソッドを持っています。
つまり、合格のために必要なメソッドは予備校にいけば全て渡してもらえるから
後は自分がいかに努力するかというイメージです。
さらに予備校では過去問の分析や本試験問題の予想などを
長年経験した受験のプロ目線で解説してくれたりもするので
独学で何も知らない状態で試験を受けるより、
ある程度出題可能性が高い論点を絞ってくれるのも予備校ならではです。
周りの受験生からの刺激
長い受験生活の最大の敵は、モチベーションの維持です。
分からない問題が多すぎたりすると、どうしてもモチベーションを維持することが難しくなってしまいます。
しかし予備校に通っていると周りの受験生から刺激を与えてもらえます。
さらに、予備校に通っている方はある程度本気度が高い人が多いので必然的に優秀な人も多いです。
自分の立ち位置を常に把握できる
予備校では定期的に模擬試験が開催されます。
模試が終わると、その答案を集計して自分の順位や平均点を出してくれます。
特に大手予備校では、全国から集計が集まるのでより自分の正確な立ち位置が分かります。
独学では自分の立ち位置を把握する術は乏しいですが、
予備校に通うと常に自分の立ち位置が把握できるためモチベーションの維持にもつながります。
受験上のテクニックを知ることができる
税理士試験を突破するのは、勉強が必要です。
しかし勉強だけでは不十分です。
何が言いたいかというと、ただ勉強するだけではなく、受かるための小手先のテクニックがある程度は必要だということです。
例えば、電卓の効率よい計算の仕方、計算式の見せ方、問題の解く順番等々が挙げられます。
小手先のテクニックだけでは合格できないのは当たり前ですが、
勉強しつつ、小手先のテクニックも使えるようになればかなり合格にづきます。
こういうメソッドを持っているのもやはり予備校の講師です。
予備校に通うデメリットは?
そんなもんありません!と言いたいところですが、
ただ一つ、お金の問題だけはどうしようもないところですね。
個人的には、親から借りることができるのであれば
親から借金をしてでも予備校に通って勉強を進めることをオススメします。
短期的に見たら独学よりお金はかかってますが、
長期的に見たら予備校に通って短期間で受験生活を終わらせる方が金銭的なメリットは大きいですからね。
さらに今はスタディング という圧倒的な低コストで学習できる予備校も存在します。
なので個人的には独学はないかな・・・と思います。
少しきつくても頑張ってお金を捻出して予備校でしっかりと学習した方が合格には圧倒的に近づきます。
まとめ
「独学は美しい」と思い込んでいる人がまだまだたくさんいるイメージですが、
やはり餅は餅屋。
税金のことは税理士に聞くのが一番良いように
税理士試験の勉強方法は、税理士試験のプロである予備校に聞くのが一番です。
やはり金銭面が気になる・・・という方は【保存版】税理士試験 受講料が安い予備校ランキングという記事もご覧ください。
それではっ!