「税理士講座といえば、大手予備校一択!」
そんな固定観念を覆す税理士講座が誕生したことで巷を賑わせています。
その名もスタディング税理士講座です。
大手予備校に通いつめ4年かけて税理士試験を突破した筆者が、
独自の視点でスタディング税理士講座のメリット・デメリットを徹底解説します。
スタディング税理士講座の特徴
スタディングは「机に座らずに勉強する」という新しいスタイルの学習方法です。
忙しい社会人の通勤時間やスキマ時間を有効活用して日々の生活の中に勉強時間を組み込む工夫がなされています。
スタディング税理士講座の特徴を記載しておきます。
・講義はスマホ、復習もスマホがメイン
・スキマ時間を有効に活用できる工夫がなされている
・価格が大手予備校に比べて圧倒的に安い
・簿記論と財務諸表論はセットのコースのみ
・税法は法人税法、相続税法、消費税法、国税徴収法のコースがある
スタディング税理士講座は、まだまだ序章ではありますが合格者を毎年のように輩出しています。
また、2020年6月にはスタディングの有料受講者数が7万人を突破しており、
今後オンライン授業やテレワークがますます進むことを考えると、税理士講座といえばスタディングといえる時代がくるかもしれませんね。
これからスタディングのメリット・デメリットを徹底解説するので、スタディングがご自分の学習スタイルに合うかどうか是非確認してみてください。
スタディングのメリット
スタディングの一番のメリットはなんといってもコスト面です。
ですがその他にもオンラインならではのメリットがたくさんあります。
そんなスタディングのメリットをご紹介します。
大手予備校を圧倒する受講料の安さ
一番のメリットはなんといっても「大手予備校を圧倒する受講料の安さ」です。
大手予備校である資格の大原・TACとの受講料の違いを掲載しておきます。
《例:簿財同時学習コース》
【資格の大原】
【TAC】
【スタディング】
受講料という点では、大手予備校を全く寄せつけない圧倒的な低価格です。
スタディングの安さの秘訣は、運営コストを極限まで削減したことにあります。
授業をオンライン化することで校舎が必要ない、資料をオンライン化することで印刷代を節約、といったことを考えれば受講料の安さにも納得できますね。
「資料は紙で欲しい!」という方は、冊子版オプション(下図)を追加することになりますが、冊子版オプションを追加しても10万円ちょっとなので、コスト面で大手予備校を圧倒していることには変わりありませんね。
簿記論・財務諸表論以外の税法科目の受講料についてはコースと価格をご覧ください。
スキマ時間を有効活用
スタディングは基本的にスマホでの学習が中心となります。
そのため満員電車で参考書が開けない時や、昼休みなどのスキマ時間にもサッと確認できてしまいます。
仕事終わりカフェで勉強しようと思ったら参考書忘れてしまった・・・という心配もありませんね。
詳しくは、スタディングの学習スタイルを参考にしてみてください。
理論暗記がスマホでできる
大手予備校では、理論暗記用の冊子はコンパクトサイズにしていつでもどこでも持ち運びやすいようにしているのに対して、
スタディングでは理論暗記すらもスマホで完結できるように設計されています。
理論暗記用の冊子をカバンに忘れた!ということはあっても、スマホを忘れた!ということはあまり考えられないですよね。
満員電車で冊子を開きたくても開けないことが今まで何回もあった私にとっても、スマホでいつでも理論暗記ができるのは画期的です。
これからの理論暗記スタイルの進化が予感されます。
進捗に合わせたアウトプット練習
税理士試験で特に大切なのは、アウトプットをどれだけ回転させられるかです。
4年間の税理士試験生活で、私自身もアウトプットの大切さをひしひしと感じております。
手前味噌ですが、私は誰よりもアウトプットに力を入れていた自信があります。
スタディングでは、税理士試験の学習で一番大切なアウトプットをステップアップ方式で段階的に進めていくスタイルをとっています。
一方、大手予備校は大抵このようなアウトプットの繰り返しになっています。
・講義を受ける
↓
・問題集を解く
↓
・確認テスト
大手予備校に比べると、段階ごとにアウトプットの方法を変えていくスタディングの学習スタイルは初心者でも進めやすい設計になっていますね。
スタディングのカリキュラムについては、スタディング税理士講座の教材・カリキュラムを参考にしてみてください。
スタディングのデメリット
メリットがあればデメリットももちろんあります。
スタディングはオンラインが中心なので、オンラインで講義を進めることに関してデメリットがいくつかあります。
スタディングのデメリットをご紹介します。
自習室が無い
オンラインならではのデメリットです。
大手予備校では、自習室が解放されているのに対して、スタディングでは自習室は存在しません。
「自習室でしか勉強できない!」という方や「自宅では集中できない!」という方にとっては、スタディングは少し厳しいかもしれません。
ですが、新型コロナウイルスの影響で大手予備校の自習室が全て閉鎖になったので自宅学習を余儀なくされた方が大多数だと思います。
その中には「自宅で勉強できたら、自習室に行く必要はもうないのでは?」と思われた方もいるかもしれません。
私もその一人です。これからの時代は自宅学習が中心になると考えられるので、自習室がないことはそこまでデメリットではないかもしれません。
講師に質問ができない
スタディングでは、講義中に分からないところがあっても、講師に対する質問はできません。
現時点でのスタディングには、講座内容に関するご質問への回答サービスは付属しておりません。
出典:スタディング税理士講座 よくあるご質問
音声ファイルのダウンロード方法など、講座のご利用に関するご質問については随時対応させていただいております。
コスト削減している分仕方ないところですが、この点は一つ大きなデメリットともいえそうです。
受講生同士の交流がなくなる
通学講座特有の「受講生同士の交流」はスタディングでは実現しません。
税理士試験の醍醐味である受講生と高めあうということができないのは少し辛い部分もありますね。
ですが最近では、TwitterなどのSNSで簡単に受講生とつながることができるようになっています。
通学講座ではなかなか初対面の人と話すことは難しいですが、SNSであれば「受講生」という共通点で仲良くなれたりもできます。
物は考えようです。
ちなみに私のTwitterでも勉強されている方への励ましの言葉を定期的に発信しているので興味があればご覧ください。
受講料が安いためリタイアのハードルが低くなりやすい
受講料が安いことに越したことはないですが、
受講にかけるお金が安くなればなるほど諦めるハードルも低くなるというのはよくあることです。
その点、大手予備校ではある程度高いお金を出さないと受講できないので、受講を決めた時点でもう後には引けないという強制力も出てきますよね。
スタディングは値段が安い為、学習を諦める際のハードルが大手予備校よりも低くなります。
そのためスタディングで学習する際は、絶対に合格するという強い意志を保つことが大切になります。
教育訓練給付の対象外
現在、スタディングの税理士講座は「教育訓練給付」の対象外です。
中小企業診断士講座では対象となっていますが、税理士講座が対象となるかどうかは未定です。
しかし上記でも記載した通り、大手予備校で教育訓練給付を給付されたとしても、
コスト面ではスタディングが圧倒していることに変わりはありません。
スタディングをオススメできる人・できない人
スタディングのメリット・デメリットを見ていただきましたが、
税理士試験を長年受験してきた筆者の目線で、スタディングをオススメできる人、できない人に区分してみたいと思います。
スタディングをオススメできる人
これらのうちいずれかに当てはまる人はスタディングで税理士講座を受講することをおすすめします。
スタディングをオススメできない人
逆に、これらの全てに当てはまる人にはスタディングの税理士講座はおすすめしません。
スタディングの口コミ
スタディングのホームページで公開されている口コミを一部ご紹介します。
いずれも、スタディング税理士講座を受講して実際に合格された方の生の声です。
受講を決めるうえでの参考にしてみてください。
勉強仲間の機能があったため、毎日の勉強時間を記録したり、コメントしたりで、継続して勉強する意欲をもつことができました。
出典:スタディング税理士講座 合格者の声
通学の予備校等とは異なり、行き帰りの時間もかからず(図書館や自習室との往復程度でした)、スマホがあれば見れる環境がやはり勉強時間の確保に繋がっていたのだと感じております。
スタディングは間違いなく費用対効果業界内No.1ですので、悩んでいる方がいれば、強くお勧めしたいです。
ちなみに私は途中他社の理論の本にも手を出したが最終的にはスタディングの理論暗記ツールに戻ってきた。
なぜなら他社のは細かすぎて覚えることができなかったからだ。
働きながら合格するには理論暗記ツールを暗記すれば十分だと思う。
スタディングを受講する前に、独学で勉強し始めた時には、市販のテキストで、まず簿記論から一通り勉強をして、次に財務諸表論……という風に取り掛かりましたが、理解にとても時間がかかり、効率が悪かったです。
スタディングの簿財2科目は簿記論と財務諸表論を同時進行で学べるのが非常に良かったです。
スタディングの教材をしっかり学習できれば簿記論・財務諸表論は十分合格できると思います。答練の問題、解説の質は十分高いので、あとは自分のペースで継続して学習できるかだと思います。
スタディングの最大の利点は価格が安いこともそうですが、すべてが電子教材で提供されているので、テキストや問題集を持ち運ぶ必要がないことだと思います。
一番武器となってくれたのはスマート問題集と理論暗記ツールです。スマホ一つでいつでもどこでも勉強が出来るので、1分あればスマホを開き、勉強習慣をつけることが出来ました。
合格者の声は他にも多数掲載されておりますので、気になった方はスタディング税理士講座 合格者の声を参考にしてみてください。
大手予備校で受講するメリットは希薄化しつつあります
2020年6月現在、新型コロナウイルスの影響が資格講座の受講生にも大ダメージを与えています。
具体的にはこのような点です。
私自身、税理士講座とは別の資格講座を大手予備校で受講しているのですが、こんな疑問を感じました。
「これからの日本で、高いお金を払ってまで大手予備校で講義を受ける意味はあるのだろうか・・・」
もちろん、大手予備校ならではのメリットがまだまだあることは承知の上です。
大手予備校ならではのメリットといえば、例えば、
こんなところでしょうか。
そして私はこのようなツイートをしました。
これからは授業が通信講座がメインになり、自習室も使えない。そうなると高いお金を払ってまで大手予備校に行く意味が希薄になる気がします。最近はスタディングというオンラインのみの税理士講座が圧倒的低価格で用意されてるのでもしかしたら大手予備校2強時代が終わるかもしれませんね。
— じぇいりし@25歳税理士投資家ブロガー (@Liveawiselife) June 2, 2020
つまり、オンライン授業やテレワークがこれから間違いなく主流になってくるため、大手予備校に通うメリットが希薄化してくるのではないかということです。
まだまだ先が見えないところではありますが、税理士講座の序列は間違いなくこれから変わっていく流れだと思っています。
これからの時代の流れに乗っていくのであれば、通学講座からオンライン講座へ切り替えることが自然な流れですよね。
私もこれから資格試験を受講することがあれば間違いなくオンライン講座を受講します。
迷っている方はまず無料体験がオススメ
長々と書きましたが、スタディングでは無料で講座の体験ができます。
お試しできる内容は下記の通りです。
各科目別に下記の講座の「基本講座」、「スマート問題集」、「トレーニング」、「理論暗記ツール」がお試しいただけます。
出典:スタディング税理士講座 よくあるご質問
【簿記論+財務諸表論】
・会計科目の概要
・会計科目と簿記論の概要
・会計科目と財務諸表論の概要
・会社計算規則-1
・財務会計総論Ⅰ
・一般商品売買1
【法人税法】
・オリエンテーション 法人税法の攻略法
・法人税法の概要 納税義務者
・課税所得等の範囲
・課税標準-1
【相続税法】
・オリエンテーション 相続税法の攻略法
・相続税法に規定する相続税1
・相続税法と民法
・相続人
・相続分1
【国税徴収法】
・オリエンテーション 国税徴収法の入り口と攻略法
・民法の基礎
・国税徴収の執行機関と滞納者
・総論(意義と対象財産)
「物は試し」ということで、迷っている方はまず初めに無料講座を受けてみるのがオススメです。
実際に試してみないと分からない点もたくさんあると思います。
無料登録は「メールアドレス」と「パスワード」を入力するだけで簡単にできます。
迷ったらまずは無料のものから試す。これは人生における鉄則だと私は確信しています。
最後に…
実際に税理士試験という長い戦いを終えた筆者からお伝えしたいことは、「税理士試験は長い戦いになるので、始めるなら絶対に早い方が良い」ということです。
時間は待ってくれませんし、ライバルは今この時間もコツコツと税理士試験の合格に向けて勉強に取り組んでいます。
是非あなたも、スタディングで税理士試験に合格し、税理士として活躍するキラキラとした人生を歩みませんか?