税理士試験は一発勝負。
約1年間プライベートを犠牲にして勉強してきたことが、たったの2時間で試されます。
泣いても笑っても本試験は1年に1回だけ。
試験直前までは完璧に仕上げていたのに、当日いつも通りの力が発揮できず全てが水の泡に・・・
こんなこと耐えれませんよね。
今回は、私が本試験当日に最大限の実力が発揮できるように試験前から意識していた4つのことをお伝えします。
※実力を最大限発揮するために意識したことなので「実力以上の力を出す」ことではありません。あくまでも事前にしっかりと合格レベルに達していることが前提です。
この記事を書いている「じぇいりし」は4年間の税理士試験で5科目合格しています。
今から紹介する4つのことを実践し、税理士試験を一度も落とさずに合格しました。
本試験は一発勝負です
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何度も言いますが、本試験は一発勝負です。
極限の緊張感の中で実力を最大限に発揮する必要があります。
1年間の苦労がたった2時間で試されるというのは
なんとも歯がゆいですが、
それは受験生皆同じ気持ちです。
試験委員からすれば受験生の努力など一切知りません。
提出されるたった数枚の解答用紙で受験生の1年間の努力を測るしかないのです。
であれば、本試験当日は最大限実力に近い力を発揮したいものですよね。
これから実際に私が意識した4つのことをお伝えするので
取り入れられそうなものはどんどん取り入れてみてください!
実力を最大限に発揮するために意識した4つのこと
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本試験当日に実力を最大限に発揮するために私が意識した4つのことをお伝えします。
意識したのはこの4つです。
・普段の答練から本番を意識する
・試験1か月前からはなるべく試験当日と同じ生活スタイルを心掛ける
・試験直前に見返すものをあらかじめ決めておく
・試験開始と同時に瞑想&深呼吸
Twitterでも呟いています↓
本試験までどれだけ努力しても、合否はたった数時間の出来で決まる。
実力を最大限発揮するために意識したこと
✔️普段の答練から本番を意識した解答
✔️1ヶ月前からは当日と同じ生活スタイル
✔️試験直前に見返すものを決めておく
✔️試験開始と同時に瞑想してから解く勉強を仕上げたら後はメンタル。
— じぇいりし@25歳税理士投資家ブロガー (@Liveawiselife) June 14, 2020
それぞれ解説していきますね。
普段の答練から本番を意識する
まずは普段の答練からです。
予備校で勉強をしていると答練をシャーペンで解いたり答練中にトイレに駆け込んだりしている人をたまに見かけます。
それって・・・本試験でも同じことをしますか?
答えはNOですね。
何が言いたいかというと、
「普段していないことは本試験では絶対にできない」
ということです。
裏を返せば、答練の段階から常に本試験をイメージして解いていれば
本試験ですることは簡単。
「いつも通りやるだけ」です。
ここをまだまだ意識していない受験生の方が非常に多いような気がします。(あくまでも体感です)
本試験は特別なものですが、やることは普段と決して変わりません。
試験当日に普段やらないことをしてしまうと、それはすなわち敗北を意味します。
試験1か月前からはなるべく試験当日と同じ生活スタイルを心掛ける
私の場合、試験1か月前からは試験当日に合わせた生活スタイルを心掛けていました。
どういうこと説明しますね。
例えば簿記論の場合は9時に試験が始まります。
人間の頭は起きてから2時間くらい経過しないと働かないと言われているので
簿記論が開始する9時に脳みそのエンジンを全開にしようと思ったら
最低でも7時に起きないといけませんよね。
つまりこの、「7時には絶対に起きる」ということを1か月前からは心掛けます。
そして9時になったタイミングで2時間の総合問題を解く習慣をつけておくとさらに良いですね。
これは寝る時間においても同じことが言えます。
試験前日は23時は寝ると決めているのであれば、1か月前からなるべく23時には就寝できるように心掛けます。
また、私の場合はお昼ご飯にも気を付けていました。
簿記論と財務諸表論の両方を受験する人や相続税法・消費税法などのお昼から始まる試験を受験する方にとって
当日のお昼ご飯は、本試験のパフォーマンスに少なからず影響を与えます。
私が簿記論・財務諸表論を受験した際は、試験1週間前からはお昼ご飯をカロリーメイトにして、
お昼からの財務諸表論で眠気に襲われないように気を付けていました。
試験直前に見返すものをあらかじめ決めておく
これもあるあるですが、試験直前に理論を必死に見返している受験生がたくさんいます。
個人的には、試験直前に理論を見返すべきではないと思っています。
税理士試験は直前に詰め込んで立ち向かえる簡単な試験ではありませんし、
なにより直前に見返した理論と似た論点が出題されると
自分の中の適正なフィルターがかからず、「さっき覚えた理論や!」
と思って飛びついてしまうからです。
では何を見返せば良いか。
本試験直前に本当に見返しておくべきなのは、メンタル面や答案作成で気を付けるべきことだと思います。
答案作成で気を付けるべきこと というのは、
例えば計算式・端数処理・判定の基準
こんなところでしょうか。
メンタル面で気を付けるべきことについてはこの記事の最後の方で解説します。
私は、「答案作成上の注意点・メンタル面で意識すること」
この2つで特に大切なことをメモとして集約して、本試験直前はそれだけを読み返していました。
試験開始と同時に瞑想&深呼吸
次は試験本番です。
試験官が「始め」といったら受験生が一斉に問題用紙を開き問題を解き始めます。
長いようで短い2時間の試験の始まりです。
一方私は試験開始の合図があると、まず目を瞑って3秒深呼吸してから始めるようにしています。
これで高まりすぎた緊張感をほぐし、程よい緊張感へと変えていました。
イメージは、
炎のように燃え盛る闘志→水のように冷静で静かな闘志
こんな感じです。
試験当日は、燃えすぎてオーバーヒートせずに
淡々と問題を解いていくことが大切です。
私は試験開始3秒間の瞑想で気持ちを切り替えていました。
試験当日のメンタルを保つ2つの心得
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試験当日のメンタル面で私の支えとなった2つの心得をご紹介します。
私は試験直前この2つの心得をメモに書き、試験直前に読み返していました。
自分が分からない問題は誰も分からない!
本試験を楽しむ!
どちらも読んで字のごとくなのですが少しだけ解説します。
自分が分からない問題は誰も分からない!
本試験では見たこともないような問題が必ずと言っていいほど出題されます。
この問題見たことない、、どうしよ、、焦ってきた
そんな時にこの言葉です。
自分が分からない問題は誰も分からない。
この言葉のすごいところは、
試験前に頑張った人ほど効果があるということです。
こんだけ頑張ってきた自分が分からない問題やねんから
他の人に分かる訳ないやん。
こう思えることで、自信を持って問題を捨てることができます。
本試験を楽しむ!
一番本質的なことだと思います。
本試験はライバルと競い合う場ではなく
「1年間の努力を試験委員にありったけ表現する場」です。
せっかくの1年に1回のイベント、楽しまなきゃ損ですよね。
もちろん「楽しむ」うえに、「実力を発揮する」ことが大切なのですが
このあたりは少し難しいところでもあります。
ただ一つ言えるのは、
私の4年間の受験生活で一番楽しかったのは「本試験当日」です。
緊張でガチガチになって本試験で上手くいかなかったら悔やんでも悔やみきれませんよね。
「自分が1年間勉強してきた成果を試験委員に見せつけてやろう」
くらいの気持ちで望んだ方が肩の力も抜け実力を最大限に発揮することができるのではないかと思います。
まとめ
本試験まできちんと努力して合格レベルに達している人にとっての一番の敵は「緊張」です。
「緊張」は人それぞれなので完璧になくすことは不可能ですが、
工夫次第で緊張度合いを減らすことはいくらでもできます。
この記事が頑張る受験生の参考になれば幸いです。
それではっ!