働きながら合格する為のマインドの保ち方
税理士試験を働きながら合格することは可能だろうか、、
こんな悩みをお持ちの方は非常に多いと思います。
結論、働きながらの一発合格は「可能」です。
ですが、想像を絶するような苦しい一年になるのも事実です。
それでも税理士試験に合格して”税理士”としてイケてる人生を歩みたいですよね。
本記事では税理士試験を働きながら合格するためのマインドについて
筆者の経験と共にご紹介します。
私は相続税法を働きながら一発合格しました
2018年冬、私は法人税法の合格発表待ちでした。
もし法人税法が不合格だったら即座に大学院免除に切り替える予定でしたので、法人税法の合格発表までは次の科目の勉強はしませんでした。
無事に合格したその後、相続税法を1月からの初学者短期合格コースで始めました。
被相続人は相続する方かされる方か、、
そんなことを初めて知った日から約半年間。
念願の初学者短期で一発合格、そして、官報合格を果たしました。
税法科目を約半年で働きながら合格するのは正直本当に苦しい一年でした。
ですが、受かった後は頑張ってよかったと心から思います。
この記事では、そんな私が働きながら合格するために意識したマインドをご紹介します。
社会人が合格するために重要なマインド
予備校で強制力
働いている、いないに関わらず重要なことですが、仕事やプライベートを言い訳にしないために
通学講座を受講しました。
復習が追いついていなくてもとにかく授業にでることが重要です。
私も、仕事がどうしても終わらない時が多々ありましたが、どんなに忙しくても
一旦仕事を止めて授業を受け、終わってから仕事に戻るようにしていました。
仕事・睡眠・食事の時間以外は全て勉強に充てる
このタイトルを見て、
「え、お風呂とかお手洗いの時間は?」
と思った方いるかもしれません。
もちろん勉強していました。
仕事、睡眠、食事の時は物理的にどう頑張っても勉強はできませんが、
それ以外の時間は工夫次第で勉強することは可能です。
実際、私はお風呂の時間、Web講義を大音量でお風呂の外から流して聞くということをしていました。
お風呂の時間、たかが15分や30分、、その時間くらい一息つかせてよ、、と思った方!
社会人でそれは正直甘いです!
ただでさえ時間がない社会人です。
税理士試験に本当に合格したい気持ちがあれば、自然と行動は変わってきますよね。
もし、Web講義なんて標準装備されていないというのなら、暗記した理論をひたすら唱えるという手もあります。
工夫できることはいくらでもあります。
飲み会を断る
税理士試験を受ける全ての方に共通する敵が「飲み会」ですよね。
私も非常に苦しみました。
「飲み会いったら勉強できない、でも行かないと上司からの評価が、しかもたまには飲みたいし、、でも飲んだら次の日に響くし、、」
そんなことをずっと考えていました。
そこで私が導き出した一つの結論はこちらです。
上司からのお誘い・・・絶対行く
同僚からのお誘い・・・パス
後輩からのお誘い・・・パス
同僚や後輩、友達は、断っても影響は少なく、飲み会以外の場でもコミュニケーションをとることが可能。
一方で上司からのお誘いを断るのは仕事上にも影響する可能性、飲み会以外の場でコミュニケーションをとることが難しい。
こういったことを考慮して決めました。
私はこの作戦がはまり、長期間お酒を一滴を飲めずストレスが、、ということにもならず、
かつ自分ルールを決め運用することで中途半端な妥協を防ぐことができました。
マインドの低い人間と距離を置く
私の上司や同僚にもこういう方がいました。
「会社のせいで一生受からない」
「今年は確定申告忙しかったからまた来年試験頑張ろう」
こういう人とはすぐにでも距離を置くべきです。
同じ会社にいるならできる限り関わりを避けるべきです。(そこは気づかれないようにね。)
同じ予備校にいるなら関係を断ち切るべきです。
こういう人と喋っていると、自分までマインドが低くなります。
自分は税理士試験に絶対合格するという気持ちを他人に侵食されるのはたまったもんじゃありません。
専念生や学生は社会人よりはるかに学習時間を確保できているというのは間違い
私は、学生での受験も社会人での受験も両方経験しています。
その上で言えることは、
「専念生や学生は社会人より時間があることは確かだが、社会人より圧倒的に時間があるわけではない」
ということです。
専念生や学生は一般的に学習時間をかなり確保できるので
多くの場合は、2科目ないしは3科目同時並行で勉強します。
つまり、1科目あたりにかけられる時間は社会人と大きくは変わらないはずです。
あの人は専念だからあんなに成績が良い
とか
学生は勉強時間とれていいよな、、
と思うのはやめましょう。
社会人でも時間の使い方さえ間違えなければある程度の時間は確保できます。
有給や試験休暇が取得可能なら7月より前に取得する
最後はマインドとは少し異なりますが、
基本的に私は最後の最後に大逆転というのを信じておりません。
スタートからコツコツと積み上げていき、
これで合格しなかったら誰が合格するねん、という状態まで高めていました。
受かるべくして受かる、ということですね。
つまり、試験直前で大逆転するだけの勉強時間を確保できる方以外の
大多数の合格者は「直前期ですでに決まっている」
私はこう考えています。
なので、もし有給や会社の試験休暇制度がある場合には、
5月や6月など、できるだけ早い段階で休暇を取得することをオススメします。
7月や試験1週間前に休暇を取得して一気につめこむほど無駄なことはありません。
税理士試験は、「コツコツ型」が勝つ試験です。
まとめ
税理士試験を通して感じたことですが、マインドというのは本当に恐ろしいです。
良いマインドを持つことができたらどんどんプラスに働き
日々の勉強の効率も理解力も上がるのですが、
悪いマインドに支配されると、それが体調に表れ、行動に表れ、勉強意欲にも表れます。
税理士試験は決して専念しないと受からない試験ではありません。
”脅し”がところどころあって恐縮ですが、少しでも社会人受験生のマインドに刺さることを祈ってます。
それではっ!